人生で一度は海外でのカウントダウンを体験してみたいですよね。家族で、家や神社などで落ち着いた年越しをする日本に比べ、海外のカウントダウンは派手で賑やかなのが特徴であるところが多いです。
今回紹介するドイツでは年越しを『Silvester(シルヴェスター)』と呼び、首都ベルリンでの年越しも、賑やか度、危険度、クレイジー度でいうと世界でもトップに入ります。
賑やかな海外でのカウントダウンに参加したいという人に向けて、参加方法や周辺情報、危険度など詳しくご紹介していきます!!
ドイツの年越しとは
ドイツでは年間を通して花火の販売、使用が禁止されており、一般市民が普段花火を扱うことはできません。しかしそんな花火が年末の29日、30日、31日の3日間のみ解禁され、ドイツに住む人々はここぞとばかりに花火を楽しみます。
そして大きな違いは、家族で楽しむ日本の打ち上げ花火とは異なり、ドイツの花火は日本でプロが花火大会で扱うような規模の花火だということです。
普段は穏やかなドイツ人ですが、花火が解禁される年末の3日間は、ビールで酔っ払った状態で街に現れ、花火や爆竹を次々に打ち上げ、街はお祭り騒ぎになります。
ベルリンのメイン会場 ブランデンブルク門前
ベルリン中央駅(berlin hbf) から徒歩20分の場所に位置するブランデンブルク門。ベルリンでのカウントダウンではここがメイン会場になります。
事前にチケットを購入することでブランデンブルク門前に設置されたライブ会場でのイベントを楽しむことができます。年越しの6時間前くらいからバンドやDJなど、人気アーティストのライブを見ながら新年へのカウントダウンライブ始まります。
【まるで戦地】全長約2kmの人の列
ブランデンブルク門を東西に跨ぐ約2キロは、歩行者天国となり新年を待ち侘びる人々で溢れかえります。
またそんな密集した中でも四方八方からロケット花火が飛んでくるので、少しでも油断すれば火傷や怪我の恐れがあります。まるで空爆です。
花火を購入する場合は必ず販売許可の下りている店で認可マークがついているか確認の上購入しましょう。ドイツには通常の流通経路を通さない闇商品もあり、そういった商品は爆破性が強く、打ち上げる本人が大怪我をする可能性があるので注意しましょう。
負傷者や逮捕者が出るのは当たり前で救急車で運ばれる人も多く、警察や救急隊員も常に周辺に出動しており、戦地のような状態になります。
また、人が多過ぎるのと、よりブランデンブルク門近くに行こうとする人が後ろから押してくるので体がかなり圧迫され、花火以外の危険もあります。個人的にはソウルでのハロウィンの事件が頭をよぎり、花火よりも身の危険を感じました。
お店の営業時間、電車、ホテル等
ドイツでは日曜、祝日はお店の営業が法律で禁止されており、スーパーやショッピングセンターは閉まってしまいます。また、基本的に20時以降営業しているところも少ない(一部のスーパー、レストランを除く)ので旅行でいく際は営業時間に注意が必要です。
29日、30日は通常より営業時間が延長されているかもしれませんが、年越しの31日は基本的にどこのお店も営業していません。
ベルリンの年末は終電がありません。元々ベルリンの週末は終電がなくほとんどの交通きかんが運行しているので、朝まで遊び放題です。
また、ベルリン周辺にホテルは多数ありますが人で溢れかえる年末は早めの予約をお勧めします。
ドイツ留学、旅行で使える便利なアプリ6選!初心者向けドイツ語学習アプリもご紹介!
↑こちらでドイツ旅行で役立つ「電車検索、日本語でホテル予約できる」アプリを紹介しているのでチェックしてみてください!
まとめ
正直、子供を連れた家族やカップルでの参戦はお勧めしません。危険が多すぎるので絶対にやめた方がいいと思います。事前に調べ、覚悟を持っていきましたがそれでも身の危険を感じる瞬間がありました。
また、一人でいく場合や、女性同士でいく場合、ベルリンでも一本細い路地に入ると無法地帯のようなところも多く、賑やかな雰囲気から一変し危険で、薬でキマってる人も本当にたくさんいるので注意しましょう。(私も黒人につけられましたがたまたま近くに警官がいて助かりました)
しかし友人と一緒や一人旅で、スリルある海外の年越しを体験したいのであれば、今回のベルリンは賑やかで迫力もありますしオススメです。
また、街並みや夜のベルリンは雰囲気もとても美しく、歩いているだけでも間違いなくいい思い出になるはずです。
危険は多いですが行ってよかったと心から感じますし、もっと他の国、都市の年越しを見てみたいというきっかけにもなりました。
また海外、ドイツについて発信していきますのでぜひチェックしてくださいね♪
コメント