ドイツでの2シーズンのプレー経験(4部、5部)のある筆者がドイツサッカーのリアルな実態をお伝えしていきます!
今回は「ドイツのサッカーレベル、5部、6部リーグの給料と契約」について紹介していきます!
この記事でわかること
- ドイツサッカーのレベル
- ドイツ5部、6部の給料事情
- 日本との違い
ドイツサッカーのレベルと給料面
ドイツは1〜3部がプロリーグ(ブンデスリーガ)、4部はプロとアマチュアの混合したセミプロリーグ(レギオナルリーガ)、5部以下は基本的にアマチュアリーグとなっています。
ドイツでは3部リーグでもサッカーの給料のみで生活していけるレベルでしょう。平均年俸は1000万円を超えてきます。1部、ブンデス2部でのプレー経験のある選手や、近隣中堅国のトップリーグで活躍していた選手がほとんどです。
またブンデスリーガに在籍する強豪クラブのユース出身選手や、セカンドチームに所属していた選手など、ブンデス1部、2部でも通用するベテランや、そこを目指していく若手選手などもプレーするかなりレベルの高いリーグです。個人的には1部や2部に比べ、肉弾戦の多い激しいリーグだと思います。
私が知っている3部リーグでプレーする選手のレベルや、実際に観戦した試合、3部クラブの環境などを日本と比べると、サッカースタイルの違いはあるもののJ2上位〜J1下位クラブに匹敵するのではないかと思います。そう考えると3部でもサッカーのみで生活できるレベルにあることがわかります。
4部(レギオナルリーガ)でも、サッカーのみで生活している選手もいます。5部、6部からステップアップし4部でプロ契約している日本人選手も何人か知っています。また、ブンデスから天下りのような形で移籍してくるベテランや、強豪クラブのユース出身選手も在籍しています。
私が所属していた4部のクラブにも、ブンデス3部でプレーしていた選手、ブンデス1部のセカンドチームでプレーしていた選手、年代別の代表歴のある選手もいました!ちなみにこのクラブは4部で降格争いをしていました、。4部であってもプレースピードが早く、レベルはかなり高いです。
ただ、学生や仕事をしながらの選手もいて、給料面の差は大きく、月に500〜2000ユーロ(私の知る限り)+家などがついたり、4部トップ選手になれば年俸1000万円を超える選手もいるのではないかと思います。
ドイツ5部、6部の給料事情と契約内容
続いて5部、6部についてです。4部以上を目指す日本人選手もたくさんいます。アマチュア選手として日本から直接4部のクラブと契約する選手もいますが、日本でプロ歴のない選手は5部、6部を経由しステップアップしていくことになります。
筆者の経験から、5部と6部はアマチュアで、給料・契約的にあまり違いはないと考えていいでしょう。ほぼ全てのドイツ人選手が学生や働きながらプレーしています(日本人や外国人選手は例外)。具体的には月150ユーロ〜1000ユーロ+家や勝利給などとなっています。
筆者が渡独し、初めての契約では月250ユーロ+家の1年契約、そしてクラブのスポンサーの会社でアルバイトをしながらプレーしていました。5部のクラブでは、プラスで勝利給とゴール給がそれぞれ20ユーロくらいでした。
もちろん契約更新や6部から5部にステップアップすれば月にもらえる金額も増えていきます。逆に多少の給料は出せるけど家はない、など金額や契約条件の内容はもちろんクラブやプレーする地域によって変わってきます。
日本との違い
筆者の経験からドイツサッカーの給料面についてご紹介してきました。ドイツでは5部や6部、またはそれより下部のリーグでも給料をもらってサッカーをすることができます。日本ではJ3、JFLの選手であっても無給でプレーしている選手もいます。そういった面では、海外という環境で、上を目指しながら好きなことで給料をもらえるのはいいのではないでしょうか!
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