ドイツ5部リーグってレベル高いの??5部のレベルと活躍できる選手の特徴

GERMANY・FOOTBALL

ドイツでのプレー経験(4部、5部)のある筆者がドイツサッカーのリアルな実態をお伝えしていきます!

今回は「ドイツ5部リーグのレベル感・ドイツリーグに向いている選手の特徴」についてご紹介していきます!

一言でいうと、5部のレベルはそこそこ高いです。そこで活躍して、4部を目指していくとなると難易度は更に上がります。そんな5部のレベルを筆者の経験をもとに発信していきたいと思います!

この記事でわかること

  • 筆者の経歴
  • 5部のレベル
  • ドイツサッカーに向いている選手の特徴

筆者の経歴

まず、経験した5部のレベルを語る前に

  • 筆者が日本でどのレベルでプレーしていたのか
  • どういったプレースタイルなのか

読者の皆さんの参考となるように簡単にご紹介していきたいと思います。

小中学生時代は田舎の県の街クラブで、遠征で関東や関西に出ればボコボコに負けてしまうようなレベルのチームでした。個人的には中学生時代、地方のナショナルトレセンに選ばれるくらいの実力で、高校は関東の強豪校のセレクションに合格し進学しました。冬の全国高校選手権で日本一になったこともある高校です。

高校3年時にトップチームに入ったものの、スタメンで出場したことはほぼありませんでした。そして高校を卒業して1年後には渡独しました。

ポジションはサイドハーフ、サイドバック、フォワードなどです。(中学時代はずっとボランチをやっていました)プレースタイル的には、身長はなく、器用なプレーヤーではないです。特徴はスピードとアジリティ、ドリブルとハードワークで頑張る系です。

サッカー経験者であれば大体筆者がどのくらいのレベルなのかはイメージがついたかと思います!

ドイツと日本、評価される選手の違い

ドイツに渡りまず感じたのは、日本とのサッカーの違いと、評価される選手の違いです。渡独前は正直、「同じサッカーだし、そこまで大して変わらないだろう」と思っていました。しかし渡独してみると、同じサッカーでも国が変わればここまで変わるのかと思い知らされました。

まずはドイツのサッカースタイルです。基本的にボールを長時間持つことを嫌い、1タッチ2タッチくらいでパスを繋ぎ、リズムやテンポを大事にする国(それを大事にする監督、選手が多い)です。また、ゴールを奪い合うスポーツという意識が日本よりも強く、ドイツ5部でもかなり攻守に激しいサッカーだと言えます。ドイツでプレーしたり、試合を観戦したりする中で0−0で終わる試合はほぼ見たことがありません。

なので、無駄にボールを握っていたり、無理してドリブルしてボールを失うことをかなり嫌うイメージです。日本ではボールを握って、相手をいなせる選手が評価されるイメージですが、ドイツではそういった選手の評価基準はあまり高くないように思います。

まずドイツの試合は基本的に天然芝で行われ、下部リーグになればなるほどボコボコしていたり、ピッチのコンディションはあまり良くありません。

そういった中では、そもそもドリブルが難しかったり、ボールを握りながら相手をいなすこと自体が難しいです。それよりもコンディションの良くない天然芝の中でも、止める蹴るを高レベルでこなせる、攻守にわたり高い強度でハードワークできる選手の方が評価されると感じました。

私自身がドリブルや細かいタッチを武器にするプレーヤーなので、ドイツのサッカーやピッチコンディションに慣れ、それに適したプレーをできるようになるまでかなり苦労しました。

5部のレベル

最初に話した通り、5部リーグでもレベルはなかなか高いです。サッカースタイル的な違いはあるものの、筆者の感覚では日本の関東1部くらいのレベルなのではないかと思います。

日本に比べ攻守の切り替わりが激しく、縦に速いサッカーです。ドイツ人の平均身長は日本人よ約10センチ高く、空中戦や肉弾戦もより多くなります。6部に比べるとボールを扱う技術や質において一人ひとりの選手のレベルが一段階上が理、チームの戦術的にもよりこだわるチームが多いイメージです。

日本人の方が繊細で細かいプレーが上手く、アジリティもあるのは確かですが、トラップが少しでも足元に入ってしまうと足ごとガッツリいかれてしまいます。プレースピードも結構速いので、1タッチ2タッチくらいの感覚で、更にトラップやボールを置く位置にこだわらなければ簡単にボールを取られるレベルです。

体格の差をカバーするだけの、技術はもちろん、視野の広さと判断力の速さでより多くの選択肢を持っておくことが必要です。

活躍できる選手の特徴

これは個人的に思う、ドイツで好かれる、評価されステップアップが向いている選手の特徴になりますが、ポジション的にはDMF、WBウィングバック(SH、SB)です。

DMFは、長谷部誠選手や遠藤航選手をイメージしてもらえると分かりやすいですが、ドイツでの体格の差や激しさに屈さずにバトルに勝て、広い視野と速い判断力でボールを散らせる選手です。

WBにおいては、馬力と推進力が武器で、クロスでフィニッシュできるような選手です。イメージするならば伊藤洋輝選手や室屋成選手です。こういった選手はドイツ人では少なく、自分の経験からかなり重宝される選手の特徴です。細かいタッチのドリブルが武器の選手よりも、個人的にはこういったサイドを縦に駆け上がる選手の方が上に行きやすいのかなと思います。

まとめ

今回はドイツ5部のレベルや、ドイツと日本の評価される選手の違い、ステップアップできる選手の特徴について紹介してきました。しかし実際にプレーしなければわからないことも多いです。私自身も頭で分かっていても、実際にドイツでプレーして初めて理解することだらけでした。

またドイツサッカーやドイツに関わること、海外サッカーについて発信していきたいと思います!

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